スペイン・ロマネスクの世界───香取慶子木版画展
このイベントは終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
スペイン・ロマネスク美術の世界観を本格的に表現する木版画家・香取慶子氏の作品20点を、12月2日、スペイン大使館のイベントホールにて展示します。
(Juan Antonio Olañeta Molina氏講演会と同時開催、入場には講演会の予約が必要です)
ごあいさつ 香取慶子
なぜ、ロマネスクなのか、なぜ、木版画なのか。なぜ、製作し続けるのか。
2000年からロマネスク美術を訪ね始め、ひたすら田舎へと自ら運転し、シャッターを切り続けた。
そして、自分の主観でロマネスクを表現したいと思った。
内側から沸々と湧き上がる何か、抑えきれない何かが私を突き動かす。
訪ねた教会・修道院などの数はおよそ250ヶ所となる。
対象を抽象的また幻想的に描くロマネスクの手法と、非常に古くて同時に非常に今日的な特性を持つ木版画技法は共鳴する。
香取慶子木版画展、共催に寄せて フアン・アントニオ・オラニェタ・モリーナ博士
「ロマネスクと木版画」の組み合わせは「中世と現代」を、そして「スペインと日本」を繋ぐ。日本スペイン交流400周年において、すばらしい企画である。