「ロマネスクの現象的考察」講座 終了しました。

昨日(1/17)、「ロマネスクの現象的考察」講座の最終回【ロマネスクの美と醜の世界 】が行われました。


ロマネスクでは「崇高美」が重要とされること、美は醜に対置されることでより次元の高い美へと止揚されること、醜は時に醜美にもなるということなどを、勝峰理事長は比喩を用いながらわかりやすく面白く説明され、皆が大笑いする場面もありました。

(右の写真は子羊=キリストを飲み込もうとする悪魔、すなわち「受難」を意味しているのではないか、という説明がありました)


会員の研究発表は岩崎智子さん、正二さんご夫妻。

昨年、スペイン旅行をされた中から、サン・クリメン教会の「パントクラトール」やジローナの「世界創造のタペストリー」などカタルーニャ・ロマネスクの代表的作品を中心にご説明いただきました。


なお、岩崎さんの紀行文は全文を以下のページにて公開しています。

「私たちのカタルーニャ'14」

18日間の行程を記した旅行記は、スペインのロマネスクを見て回りたい方には大いに参考になると思われます。こちらもぜひご覧ください。