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【1】 『スペイン・ロマネスク美術 入門』のお申込みにつきまして
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いよいよ来月より『スペイン・ロマネスク美術 入門(全6回)』が始まります。
すでにたくさんの方々から第一回講座(9/5)のお申し込みをいただきました。
お申込みの締め切りは《 8月29日(木)午前中まで 》の予定です。
また、もし上記の日程以前に定員40名に達した場合にも、お申し込みを打ち切る
可能性がございます。
第一回講座のご参加を希望でお申し込みがまだの方がいらっしゃいましたら、
以下のページよりお早めにお申込みください。
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また、本日より第二回講座(10/21)の予約受付も開始しました。
当初、日程を10月23日としていましたところ、会場の都合により
《 10月21日(月)18時30分〜 》に変更となりました。
予定されていた皆様には大変申し訳ございません。
ウェブサイトではすでに修正しておりますが、チラシをお持ちの方はご注意
ください。
第二回では、ロマネスク以前のプレロマネスク時代について学びます。
歴史の流れや時代精神を丹念に知ることで、ロマネスク美術のより深い
理解を目指します。
この『スペイン・ロマネスク美術 入門』講座は各回ごとの申込制です。
お手数ではありますが、第一回をお申込み済みの方もあらためて第二回の
ご予約をお願いいたします。
第二回講座は以下のページよりお申込みください。
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『スペイン・ロマネスク美術 入門』―Iniciación al Arte Románico Español
★第一回 スペイン中世の時代背景 Trasfondo de la Época Medieval
日 時:2013年9月5日(木)
★第二回 プレロマネスク時代(6〜10世紀)Prerrománico español
日 時:2013年10月21日(月)
▼以下、各回共通です▼
講 師:勝峰 昭
会 場:在東京スペイン大使館オーディトリアム(東京都港区六本木1-3-29)
時 間:18:30〜20:30
参加費:無料(資料代別途:500円)
定 員:40名(先着順)
後 援:スペイン大使館
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【2】 『Amigos del Románico』サイトにてAREJが紹介されました
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スペイン最大のロマネスク美術の研究組織『Amigos del Románico』の
ウェブサイトにて、スペイン・ロマネスク・アカデミー(日本)の創立が
紹介されました。
以下は記事の要約です。
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NOTICIAS お知らせ
Se funda en Japon una asociación dedicada al románico español
「スペイン・ロマネスク美術の研究組織が日本で創立されました」
2013年2月5日、日本において、スペイン・ロマネスク美術の研究者・愛好者の
集まりである「スペイン・ロマネスク・アカデミー(日本)」【略称AREJ】が
6人の創立者によって、「Amigos del Románico」【略称AdR】の支援を得て、
設立されました。
AREJは、数年で会員数100人を目指し、このスペイン・ロマネスク美術を
識り、広めることを目的としています。
定期的な講演・講習会を在東京スペイン大使館において行うべく、すでに
活動を開始しました。
(6人の創立者の写真と、これからのスケジュールが案内されています)
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【3】「日本スペイン交流400周年」とスペイン・ロマネスク・アカデミー(日本)
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慶長遣欧使節団派遣から400周年に当たる2013年6月から2014年7月にかけて、
スペイン側は日本において「日本におけるスペイン年」を、日本側はスペインに
おいて「日本スペイン交流400周年(スペインにおける日本年)」を開催する
運びとなりました。
「日本スペイン交流400周年」の日本側名誉総裁には皇太子殿下が、スペイン側
名誉総裁にフェリペ皇太子殿下がそれぞれ御就任されました。
この記念すべき節目の年に、当スペイン・ロマネスク・アカデミー(日本)が
創立されたのも、ひょっとすると大きな歴史のなかの巡り合わせかもしれません。
AREJとしましても、これから開催する入門講座、講演会、版画展を通じて、
日本とスペイン両国のさらなる相互理解に貢献したいと願っております。
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●慶長遣欧使節団とは:
1613年(慶長16年)仙台藩主伊達政宗(1567-1636)は、大御所(前征夷大将軍)
徳川家康(1542−1616)の許可を得て、スペインに向け支倉常長(1570−1621)を
大使とする使節を派遣しました(慶長遣欧使節団)。
同使節団は、日本人として初めて太平洋と大西洋を横断し、1614年(慶長19年)に
スペインに到着し国王フェリペ3世への謁見を果たしています。支倉はスペインに
おいて洗礼を受けてキリスト教徒となり、その後ローマを訪問し教皇パウロ5世への
謁見も果たしました。
本使節団の目的は、当時スペイン領であったメキシコとの通商関係の樹立等であったと
されており、本使節団の派遣はスペインに対する日本からの最初の公式な使節団の
派遣であり、日西関係の端緒となる重要な出来事として歴史に刻まれています。
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日本スペイン交流400周年事業HP
(スペイン語)
(日本語)
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【4】 勝峰 昭のコラム: 第二回 「絵画の脱物質化」
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手持ちの本にカンディンスキーの著作が二冊ある:
一冊は『抽象芸術論』(美術出版社、1979)、二冊目は『芸術と芸術学』
(美術出版社、1962)。
何れもロマネスク美術の内容を考えながらあれやこれや想いが乱れるとき、
思考の反転に役だった。
それは「形や物質からの逃避」、「色彩論の素描からの脱却」といった彼の
中心的命題を抽出できたからである。私がこれまで講演などで語ってきた
「対立の構図」が一瞬崩れ去ったのかと思った。ロマネスク的描出の基本は
自然主義の忌避だった、しかるにその背景をなす物質そのものが消え去って
いるのだ。つまり絵画の脱物質化がなされている。
絵具の物質性が消滅し、色だけの世界が現出したのだ。即ち、色彩の独立
である。スペイン・ロマネスク絵画の背景は物質性を消し去り、黒・灰色・
赤など一色の基底とするのが原則である。カンディンスキーはこの背景をも
消してしまった。
いつも慨嘆するが、新しい時代は常に非情だということだ。
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□発行 : スペイン・ロマネスク・アカデミー(日本)
□発行日 : 2013年8月21日
□URL : http://arej.jimdo.com/
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